2023/11/03 00:19

出会いというのは不思議なものです。

蚤の市で出会って初めて知る、というものは今でもたくさんあります。

このタイプのお人形に出会ったのは今年の5月ごろだったでしょうか。

フェルトの花が頭についたものは、フラワードールとして販売しています。

下の写真は、ドイツのeBayからお借りしたもの。数を数えるためのお人形のおもちゃのようです。

ひとつでもかわいいものがズラリと並んで、さらにかわいいことになっています!

こんなお人形で数を学べるスイスやドイツの子供たちって幸せでしたね。

1960年代のものです。
シンプルな作りから、子供たちは想像を広げて遊ぶことが出来るんですよね。

eBayの写真をお借りしました↑。

そして年内最後となる同じ蚤の市で、別の人から譲ってもらった天使たちのお人形。

この木の台座の下にメーカー名が書いてあり、やっとこのお人形たちの出所がわかったのです。

Profuondというスイスのメーカーで、デザイナーはAsta Berling。と言ってもどんなに調べても、情報は

わずかしかありません。

そのわずかな情報のひとつとして、rbbというドイツのテレビ局が1960年代に放送した番組を観ました。

以下のリンクから、ご覧になれるかどうか…いちおう貼っておきますのでご興味のある方は見てみてください。

(3分ほどのドイツ語の動画です)

https://www.ardmediathek.de/video/rbb-retro-berliner-abendschau/spielzeug-aus-der-schweiz/rbb-fernsehen/Y3JpZDovL3JiYi1vbmxpbmUuZGUvYmVybGluZXItYWJlbmRzY2hhdS8xOTY1LTExLTE5VDE5OjMwOjAwXzJiMzNkYzZmLTQ0MTEtNGVjOC1iYWU2LTMyMWY0YjQyNWYwZi9yZXRyb18xOTY1MTExOV9TcGllbHpldWc


木のおもちゃは当時から貴重なもので、多くの子供がクリスマスに欲しいと願うものでした。

ここで、素敵なコレクションを披露しているのは、建築家であり、デザイナーであるAsta Berlingご本人です。

はじめは、自身の子供のために作ったものがビジネスになったという(よくあるおはなし!)ことです。

「大切なのは自然の素材であること。クルミや桜の木といった本物の木から作ること。

形がはっきりしていて、子供がファンタジーを広げられる余地があること。」などと話されています。

これは今でも続くベルリンの夜のニュースの一部です。このおもちゃの特別展示があります、と

紹介しています(1960年代のことです、ニュースも白黒です!)。

 

ネット中を探してもわずかしかない、50年以上も前に作られたこのお人形たちが少しずつ手元に増えてくるというのは

本当に幸せなご縁としか言いようがありません!